「○○をする人」が「成功する人」〜『精神科医が教えるムダにならない勉強法』
読みました。
『精神科医が教えるムダにならない勉強法』
樺沢紫苑 著 サンマーク出版
どんな本?
著者は作家で精神科医でもある。何らかの勉強をしているけれど全然身についていない。あるいは満足できる結果が得られていないならば、例外なく「ムダな勉強法」をしていると著者は断言している。
そうならないために、時間をかけずに最大効率を発揮し、「仕事の結果」と「自己成長」を実現させることを目的に書かれたのが本書なのだ。
その中で著者がこれでもかと勉強法を詰め込んでいるのだが、僕が重要だと思った箇所をシェアする。
①「目的」と「目標」を決めているか?
自戒を込めて書くが、ただ何となくでやってしまうと”やっているふり”、”わかっているふり”で終わってしまう。ようは勉強する概要を固めてしまおうということ。
例として英語を学びたいならば、「海外旅行に行くため」でそのためには「1年以内に日常英会話が使いこなせるようになる」といった具合だ。
②「勉強法」を見定めているか?
いきなり始めたとしてもただ闇雲にやっていたのどはムダに終わってしまう可能性が大きい。それを防ぐためには先の英語の例だと、「どんな英会話スクールやサークルがあるのか」「ネットでどんな学習方法があるのか調べる」という方法がとれると僕は考える。
③「リリリのおじさん」になっていないか?
本書では、400年続く勉強法として「守・破・離」を紹介している。詳しい内容は本書に譲るが、教えの基本通り守って学び、基本ができたら他の方法を取り入れて研究をして破り、そして基本を離れて自分流を作っていくことだ。しかし、ただ基本も出来てないのにいきなり自分流を作ってしまう人がでている。そんな人たちを著者は「離・離・離」つまり「リリリのおじさん」として警鐘を鳴らしているのだ。
まとめ
今から勉強を始めたい人、すでに始めている人には最適な一冊になると僕は言える。
巻末にある終わりにはこんなことが書かれている。
「アウトプットする人」が「成功する人」
勉強するだけではインプット止まり、そこから人に話す、SNS、ブログでアップする(今やっているこのことがまさにそう!)ことで身につけていくこてを強く説いている。
勉強を習慣化していくことで自己成長を遂げていく。著者から背中を押してもらえる一冊になる。