2019阪神タイガース宜野座キャンプリポート 紅白戦
グラウンドでは選手たちの打撃練習が行われていた。
時間が来ると選手たちはベンチに戻り紅白戦へと入った。
その日のキャンプ日程を見ると、
白組が打者10人!
上本がサードの守備に就く。
内野手の植田がセンターに入る。
と普段の試合では見慣れないことが起こっていた。
サード上本、センター植田とも守備は無難にこなしていた。
グラウンドの案内では試合開始時刻が当初の13時から10分繰り上げるとのことだった。
試合開始。何か違うことに気づくだろうか。
コーチャーズボックスにコーチがいないことを。
つまりサイン無しでプレーすることになるのだ。
試合展開は、
白組先発は小野。
しかし、小野は制球が安定せず走者を溜めてしまい、1回に新外国人マルテにレフトスタンドに突き刺すホームランを打たれてしまい。2回投げて6失点と散々たる内容だった。
紅組先発藤浪。
2回に板山からホームランを浴びてしまい、あと2者連続デッドボールを与えてしまったが、失点はこの時1点のみで抑えた。
3回からは白組は青柳。
こちらは2回を投げて無失点で切り抜けた。
同じく紅組は伊藤和雄。
昨シーズンのファームで抑えで投げていた経験があったからか、こちらも2回無失点で投げ終えた。
そして白組3番手は飯田。2018年シーズン松田遼馬投手と交換トレードによりソフトバンクから移籍してきた。
制球は無難だったが、ベースカバーで一塁ベースを踏む瞬間捕球していたボールを落としてしまった。
これが響き、2回1失点の内容だった。
紅組3番手はルーキー齋藤。
投げっぷりを見て違いが出ていたのがキャッチャーの捕球する音が大きいのだ。
スコアボードに表示される球速は140km/h台後半。
速球派だ。
こちらも2回無失点だった。
その結果。
7対1で紅組の勝利だった。
さて、6回裏白組の攻撃1死走者1塁近本の場面。打者鳥谷の場面。この時鳥谷は内野フライに倒れて2死となったはずだが試合終了となった。その後のネットニュースで理由がわかった。その時近本は、鳥谷が内野フライになった後も3塁まで暴走して帰塁できなかったのだった。結果ダブルプレーになって終わってしまったわけだ。
幸い観客席から野次はなかったが後味はよろしくない内容となってしまった。
この後対外試合が待ち受けている。課題の残った選手たちその後どこまで修正してくるか。今後の試合を僕は見ていく。