『心の花』観劇記
沖縄県内でテレビ番組やテレビCMに出演している大城優紀、元NHK沖縄放送局キャスターでフリーアナウンサーの竹中知華らが所属している劇団REBIRTH THE WORLD。
第9回公演となる『心の花』を観てきた。
場所は糸満新屋敷公民館。
糸満市字糸満に位置し近くには糸満高校が建っている住宅地の一角にある、そんな場所で行なわれた。
どんな内容。
老人ホーム、デイサービスでいご。
認知症で寝たきりの父を見舞いにくる娘(百合子)は気づけば自分が認知症になっていた。そんな母を目の当たりにする百合子の娘(しおり)。「お母さんとはやっていけない…」しおりがそう思った時、百合子は謎の徘徊を始める。ただの認知症の症状かと思われたその徘徊は、百合子の懺悔の気持ちが入った娘への愛情だった。
(フライヤーから引用)
母百合子役に竹中、娘しおり役に大城がそれぞれ演じた。
僕は中盤から観たのだが、親娘の分かり合えにくさが描かれていて僕だけではないのだということを知らせてくれた。親娘での激突シーンは擬似体験できる内容だった。(僕の実体験ではこれに似たようなことはまだ起こったことがないのだが)
結末はここで書くのは控えるが、誰かは経験したことがあったのではないかなと思える展開だった。
この公演はあと1回公演される。
3月11日土曜日、那覇市西男女共同参画センター”てぃるる”にて18時開場、18時30分開演。
劇団REBIRTH THE WORLDのウェブサイト
http://rebirth.engeki.okinawa/
公演終わって帰り道、十六夜月が夜空を照らしていた。